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講座レポート

平成26年度鞠智城講座 第3回「鞠智城跡貯水池跡について」

2015.03.7 掲載

  平成26年度鞠智城講座の3回目は、平成27年2月15日(日)に行いました。講演は、熊本県教育庁教育総務局文化課 課長補佐の西住欣一郎が、「鞠智城跡貯水池跡について 」と題して講演を行いました。

 この講演の内容は、貯水池跡を確認した講演者が当時の状況を振り返りながら、発掘調査の体験を交えながら、調査成果について話しました。 発見時から10年以上経過しており、当時の様子を知らない方々が大半であったので、 特に貯水池跡確認時の様子や第1号木簡発見時の感動等の話は、参加者の興味を引くものでした。

 講演の概要は以下のとおりです。 〇貯水池の築造は、高度の土木技術をもちいた国家的な事業である。〇貯水池は飲料水としての利用だけでなく、建築材の貯木場としても活用している。〇貯木場の機能停止は、律令制度の国内的課題が解決したのが要因の一つと考えた。

 第3回目の講座も80名を超える参加者があり、熱心に聞いていただきありがとうございました。


平成26年度鞠智城講座 第2回「菊池川中流域の古代集落と鞠智城」

2015.01.21 掲載

 平成26年度鞠智城講座の2回目は、鞠智城・温故創生館 主任学芸員の能登原孝道が、「菊池川中流域の古代集落と鞠智城」と題して講演を行いました。

 

 この講演は、これまでの「古代山城」研究は、城の構造や城同士の比較、そして中央との関係等を明らかにする研究が多かったけれども、鞠智城が所在する菊池川中流域の地域社会と鞠智城の関係について明らかにすることも必要であるという話から始まりました。

 

 そして、鞠智城の5期にわたる変遷と、菊池川中流域の集落の消長を比較し、鞠智城跡では、軍事施設から食糧貯蔵施設に転換する鞠智城鹸(8世紀後半〜9世紀中頃)が大きな画期となり、また、集落の消長でも集落の数が急増する8世紀後半が画期となるという話がありました。

 

 そして、この鞠智城と集落の変遷は密接に関係していて、8世紀後半段階に菊池川中流域における生産力の発展が進み、それに伴い収穫された米などを貯蔵するための機能が鞠智城に与えられたのではないかという話がありました。

 

 今回の2回目の講座も80名を超える多くの方々にご参加いただきました。ありがとうございました。


平成26年度鞠智城講座 第1回「鞠智城跡・土塁の構築とその特徴」

2015.01.21 掲載

 平成26年度から講座をリニューアルし、新たに「鞠智城講座」として、講座を開始いたしました。

 

 今年度は、講座のテーマを「鞠智城跡の最新研究成果」とし、鞠智城跡の総合報告書である『鞠智城跡供戮鯏畋罎箸靴慎巴匸訐廚亡悗垢觚Φ罎虜膿靴寮果をわかりやすく説明することをコンセプトとして開催しております。

 

 講座を再開して1回目の講座は、鞠智城・温故創生館 文化財整備交流課長の矢野裕介が「鞠智城跡・土塁の構築とその特徴」と題して講演を行いました。

 

 講演では、鞠智城跡の西側と南側に残る版築工法によって築かれた土塁の特徴をスライドで示しながら、その構築方法等について説明を行いました。

 また、鞠智城跡の土塁に見られる諸特徴(土塁裾部を覆う補強盛土など)は、665年に築城された大野城(福岡県)との類似性が強く、他の古代山城とは一線を画することなどを指摘しました。

 

 今回の講座は久しぶりの開催だったにもかかわらず、80名を超える多くの方にご参加いただきました。ご参加いただいた皆様ありがとうございました。


平成21年度第9回館長講座「鬼ノ城(きのじょう)」

2010.03.16 掲載

 3月14日に開催しました第9回館長講座は、岡山県古代吉備文化財センターの岡本泰典氏を講師にお招きして、「鬼ノ城」というテーマでご講演いただきました。

 鬼ノ城では、今年度の調査で鍛冶遺構が発見されました。これは国内の古代山城では初めての発見です。このような発掘調査成果の最新情報についてご講演いただきました。

 その後、大田館長との対談が繰り広げられました。

 今回は、講座の開始前に、ころう君が会場に来てくれました。受講者の方々と記念撮影などで盛り上がりました。

 今回で、本年度の館長講座は終了です。
 受講していただいたたくさんの方々、ありがとうございました。
 
 来年度も館長講座を開催しますので、どうぞよろしくお願いします。


平成21年度第8回館長講座「屋嶋城(やしまじょう)」

2010.02.16 掲載

 2月14日に開催しました第8回館長講座は、香川県高松市教育委員会の山元敏裕氏を講師にお招きして、「屋嶋城」というテーマでご講演いただきました。

 屋嶋城の城門跡など、発掘調査成果の最新情報をご講演いただきました。

 その後、大田館長との白熱した対談が繰り広げられました。

 今回も、多くの方々にご参加いただきました。
 ありがとうございました。


平成21年度第7回館長講座「鞠智城(きくちじょう)」

2009.12.13 掲載

12月13日に開催しました第7回館長講座は、大田幸博熊本県立装飾古墳館長に、「鞠智城」をテーマにご講演いただきました。

まず講演の前に、これまでの調査や整備の状況について、映像を用いて振り返りました。

その後、7月に行われた東京シンポジウムの資料や今年度刊行された鞠智城の総括報告書の内容を基に、最新の鞠智城の研究成果をお話しいただきました。

最後に、現在、鞠智城の発掘調査主査である温故創生館の矢野参事と、鞠智城がこれから取り組むべき課題などについて、対談していただきました。

今回も、多くの方々にお越し頂きました。
ありがとうございました。

次回の館長講座は、2010年2月14日です。


平成21年度第6回館長講座「阿志岐城(あしきじょう)」

2009.11.08 掲載

 11月8日に開催しました第6回館長講座は、福岡県筑紫野市教育委員会の草場啓一氏を講師にお招きして、「阿志岐城」というテーマでご講演いただきました。

 講演に先立ち、現地の視察状況の映像を放映し、阿志岐城についてどういうところかを視覚的に捉えた後、草場氏に阿志岐城について詳しく講演していただきました。

 阿志岐城は1999年に発見された古代山城で、これまで、範囲の確認、内容の確認といった確認調査を実施されてきました。
 その結果、水門の存在、土塁の築造方法など多くのことが判明し、現在国指定史跡の申請手続きを行っているとのことです。

 今回も多くの方にご参加いただきました。ありがとうございました。


平成21年度第5回館長講座「文献からみた鞠智城」

2009.10.11 掲載

 10月11日に開催しました第5回館長講座は、九州大学大学院教授の坂上康俊氏を講師にお招きして、「文献からみた鞠智城」というテーマでご講演いただきました。

 特に文献資料を用いて、“鞠智城築城の目的”、“鞠智城と防人”、“兵庫の鼓とは何か”という3つの問題について、ご講演いただきました。
 そして、鞠智城はその長い歴史の中で、存在意義も変化していったとされました。

 今回も多くの方にご参加いただきました。ありがとうございました。


平成21年度第4回館長講座「古代西日本の朝鮮式山城」

2009.09.17 掲載

 9月13日に開催しました第4回館長講座は、福岡大学名誉教授の小田富士雄氏を講師にお招きして、「古代西日本の朝鮮式山城(ちょうせんしきさんじょう)」というテーマでご講演いただきました。

 特に、小田先生が調査指導や検討委員として調査・整備に関わられている大野城や基肄城、金田城といった朝鮮式山城について詳しく説明していただきました。その中で、鞠智城がこれらの朝鮮式山城と比べて、立地条件等いくつかの相違点をもっていることが特徴であると指摘されました。
 また、大田館長との対談では、鞠智城の今後の調査・研究に対し、貴重なアドバイスをいただきました。

 今回の館長講座も、暑いなか、たくさんの方々のご参加をいただきました。ありがとうございました。


平成21年度第3回館長講座「日韓の古代山城」

2009.08.28 掲載

 8月9日に開催しました第3回館長講座は、岡山理科大学の亀田修一氏を講師にお招きして、「日韓の古代山城」というテーマでご講演いただきました。

 普段、なかなか見ることのできない高句麗、百済、新羅の古代山城について、スライドを使ってご説明いただきました。

 今回の館長講座も、前回同様多くの方にご参加いただきました。


平成21年度第2回館長講座「大宰府成立と大野城・基肄城」

2009.08.28 掲載

 7月12日に開催しました第2回館長講座は、九州国立博物館の赤司善彦氏を講師にお招きして、「大宰府成立と大野城と基肄城」というテーマでご講演いただきました。

 大宰府の発掘調査成果などを踏まえ、大宰府の成立についてお話しいただきました。

 今回の館長講座は、前回熊本テルサで開催した第1回「百済の仏像」の後だったこともあり、初参加の方もたくさんおいでになりました。
 そのため、会場に入りきらないほどの方にご参加いただきました。


平成21年度第1回館長講座「百済の仏像」

2009.08.28 掲載

 6月14日(日)に開催しました第1回館長講座は、九州大学名誉教授の大西修也氏を講師にお招きして、熊本テルサにて「百済の仏像」というテーマでご講演いただきました。
 大西先生は、我が国における仏教美術史の権威で、昨年度、鞠智城跡で出土した百済菩薩立像を鑑定された先生です。講演にて貴重な御意見をいただきました。
 また、当日は、約420人もの多数の参加がありました。ありがとうございました。
 今後も、館長講座にて、鞠智城跡の魅力を発信していきますので、たくさんのみなさんの参加をお待ちしております。


第8回館長講座「金田城(かねだじょう)」レポート

2009.02.24 掲載

 2月の第8回は、田中淳也氏をお招きし、「金田城」をテーマにご講演いただきました。
 『日本書紀』に、「667年、大和に高安城、讃岐に屋島城、対馬に金田城を築く。」という記録があります。金田城は、大陸に対する防衛の最前線に位置する古代山城です。
 現地の取材映像は、外郭線のほぼ全周を歩く内容であり、講座に参加した方々にとって、金田城の様子がとてもよく分かるものでした。パンフレットなどでよく見る「一ノ城戸」をはじめ、現存する石塁や門跡から、最前線の守りを固めようとした意識が強く感じられました。
 講演では、まず、対馬についての地理的・歴史的な説明があり、続いて金田城の遺構についての解説がありました。金田城には石垣の残りが良く水門をもつ「一ノ城戸」や、門礎や敷石などが発見された「二ノ城戸」、その他にも「三ノ城戸」や「ビングシ門」などの遺構があります。
 金田城では、「二ノ城戸」の石垣の解体・積み直しが行われるなど整備も行われています。整備に伴う調査により、根石を置くために岩盤を削り出していることなど、新たな発見もあったということです。
 対談では、金田城では整備を見据えながら現在も少しずつ調査を行っているという話がありましたが、樹木が多く、国定公園でもあるため、管理だけでもたいへんということでした。そのような中、田中氏は、今後、史跡を活用することに重点をおき、見学会なども行っていくなどして、たくさんの方に訪れてもらえるようにしたいと熱心に話されました。
 今回もたくさんのご参加を頂きました。たいへんありがとうございました。


第7回館長講座「大野城(おおのじょう)」レポート

2009.01.25 掲載

 12月の第7回は、福岡県教育委員会の小澤佳憲氏をお招きし、大野城についてご講演いただきました。今回講師としてお招きした小澤氏は、平成17年度にも講師としてお話をしていただいた方です。
 大野城では、平成15年の大雨によって多くの場所で地滑りなどの災害がおこりましたが、それをきっかけに新たな城門が4つ見つかるなど、これまで分かっていなかった多くの遺構が確認されました。映像では、災害復旧に伴う発掘調査により確認された門跡、石塁などを見ることができました。
 講演では、城門について詳しくお話をされ、新しく見つかった排水溝を伴った城門について、また、大野城の基本的な門礎石には軸受け穴・主柱の堀込み・そして方立穴が揃っていることなどを説明いただきました。さらに、江戸時代の頃の絵地図を手がかりに城内を探しているとのことでした。
 対談のなかでは、城門と礎石建物群の位置関係や、災害復旧への取り組みについて興味深い話が展開されました。今後も、それぞれの立場で古代山城について調査研究を進めていきたいと話されていました。
 平成20年最後の館長講座、今回もたくさんの方々にお出でいただきました。


第6回館長講座「常城・茨城(つねき・いばらき)」レポート

2009.01.25 掲載

 11月の第6回は、広島県府中市教育委員会の土井基司氏をお招きし、常城・茨城をテーマにご講演いただきました。
 当日は、前月の23日に発掘調査によって貯水池跡から出土した百済製の菩薩立像の特別展示を温故創生館で実施しており、装飾古墳館名誉館長で、熊本県文化財保護審議会委員の古閑三博先生から、出土した仏像についての歴史や見方などのお話がありました。
 土井氏の講演レジュメにも「常城・茨城−まぼろしの古代山城を求めて−」と書かれてあったように、常城・茨城は、『続日本紀』に廃城記事があるものの、その所在地が未だ確認されていない朝鮮式山城です。
 常城については、常という地名から、ある程度推定される場所があるとのことでしたが、ここには青目寺跡があり、それに伴う調査が行われていますが、古代山城と思われる明確な遺構や遺物が確認されておらず、まだはっきりしないとのことです。茨城についても、5つの推定地があるなど、今後の調査に期待がかかるような講演でした。
 また、対談では、今後の調査の重要性、また調査を行っていく上での課題など、今後に大きな期待が寄せられました。
 今回もたくさんの方にお出で頂きました。


第5回館長講座「文献からみた古代山城」レポート

2008.10.16 掲載

平成20年度 第5回館長講座レポート
開催日:平成20年10月12日
テーマ:「文献からみた古代山城」
講師 :板楠和子氏(九州ルーテル学院大学教授)

 10月の第5回は、九州ルーテル学院大学教授の板楠和子氏をお招きし、鞠智城をはじめとした古代山城を文献史学の立場からご講演いただきました。今回講師としてお招きした板楠氏は、鞠智城跡の調査や整備について、ご意見をいただいている方です。
 板楠氏からは、まず、文献の中に出てくる、山城以前に出てくる城のようなものとして、「稲城」などを挙げられました。文献を漢字のみで読み取ることは大変ですが、分かりやすく説明していただき、当時の様子がイメージできるようでした。
 次に、『日本書紀』や鞠智城も記述がある『続日本紀』などについてのお話がありました。そして、この国家プロジェクトである『城』という文字を手がかりとし、その管理者、兵士など、当時を知ることのできる文献を紹介していただきました。
 対談のなかでは、鞠智城で出土している木簡について触れられ、発掘調査によって出土する墨書のある木簡や土器などの文字資料が文献史学の分野にも大きく影響していると話され、今後の発掘調査への期待を示されていました。
 出前館長講座後の初めての館長講座でしたが、今回初参加という方が多くお出でになりました。


第4回館長講座「基肄城(きいじょう)」レポート

2008.10.2 掲載

平成20年度 第4回館長講座レポート
開催日:平成20年9月14日
テーマ:「基肄城(きいじょう)」
講師 :田中正弘氏(佐賀県基山町教育委員会)

9月の第4回は、田中正弘氏をお招きし、「基肄城」をテーマにご講演いただきました。
 国の歴史書『続日本紀』には、「698年、大宰府に、大野・基肄・鞠智の三城を修理させた。」という記録があります。鞠智城と同時期に存在していた基肄城です。
 講演に先立つ現地の映像では、頂上404.5mという基山を中心に築造されている基肄城の立地を知ることができました。また、門跡や土塁など、古代山城としての構造の見どころについても映像で見ることができました。
 講演では、まず、当時の日本と大陸の関係や663年の白村江の戦い後の日本に朝鮮式山城が形成されていく過程について丁寧な説明がありました。次に、基肄城の構造について、石塁の存在やその一部が水門になっていることをはじめ、門跡や土塁、礎石建物などの詳しいお話がありました。近年、基肄城を歩いて見ることができるように遊歩道を整備中ということでした。
 対談では、いくつかの点について話が展開されました。城内の尾根線を階段状にしたところにある大礎石群と呼ばれる礎石建物跡については、何か特別な性格の建物であったことが考えられています。その他、門跡などの遺構についても、まだ様々なことが考えられますが、発掘調査により解明すべき点がまだまだあるようです。また、小水城である「とうれぎ土塁」と「関屋土塁」の役割についても話があり、とても興味深いものでした。
 今回もたくさんのご参加を頂きました。たいへんありがとうございました。


第3回館長講座「石城山神籠石(いわきさんこうごいし)」レポート

2008.08.14 掲載

平成20年度 第3回館長講座レポート
開催日:平成20年8月10日
テーマ:「石城山神籠石(いわきさんこうごいし)」
講師 :向井一雄氏(古代山城研究会代表)

 第3回は、古代山城研究会の向井一雄氏をお招きし、「石城山神籠石」というテーマでご講演いただきました。
 講演に先立ち、現地の映像を上映しました。映像の中では、光市教育委員会の河原氏から、石積みや水門、門礎石などについて詳しく説明していただきました。実際の映像を見ることで、参加者の皆さんは、とても理解しやすいようでした。
 講演では、まず、「古代山城」と「神籠石」について説明されました。次に、石城山神籠石について、その特徴を話されました。石城山神籠石は、山口県光市に所在する国指定史跡です。標高362mの石城山、その8合目あたりを列石が約2600mにわたって取り巻いているとされています。また、4つの水門跡や2つの門跡、版築土塁などが確認されています。他の古代山城を例に挙げながらわかりやすくお話していただきました。
 対談では、「神籠石」が造られた時期について、朝鮮半島の情勢からの考えを向井氏が話されました。また、神籠石の城の造りについての話もありました。さらに、まだその所在地が判明していない長門城についても話が及びました。
 とても暑いなか、たくさんのご参加を頂き、たいへんありがとうございました。


第2回館長講座「建築からみた鞠智城」レポート

2008.07.16 掲載

平成20年度 第2回館長講座レポート
開催日:平成20年7月13日
テーマ:「建築からみた鞠智城」
講師 :小西龍三郎氏(元九州造形短期大学教授)

 本年度の第2回目は、元九州造形短期大学教授の小西龍三郎氏をお招きし、鞠智城について「建築」という視点からご講演いただきました。今回講師の小西氏は、鞠智城跡の調査や整備について、長年にわたりご意見をいただいている方です。
 小西氏から、まず、文献から知ることができる古代の建物や、現存する建物についてのお話がありました。建物の用途や構造による違いをわかりやすく説明していただき、古代の建物の様子をより具体的にイメージできるようでした。
 次に、鞠智城での調査によって規模が確認できる建物跡について、その特徴や考えられる建物群についてのお話がありました。
 対談では、当時の鞠智城の様子などについて、大田館長の発掘調査からの視点と合わせた話が展開されました。また、鞠智城の建物配置の変遷などについてもお話していただき、古代の鞠智城の姿の一つをうかがい知ることができました。
 強い日差しの、とても暑い午後でしたが、毎回参加されている方々に加え、今回初めての参加という方も多くお出でいただきました。
 ありがとうございました。


平成20年度第1回館長講座レポート

2008.06.12 掲載

平成20年度第1回館長講座
開催日:平成20年6月8日
テーマ:「鞠智城と国営公園化運動」
講師 :大田幸博氏(熊本県立装飾古墳館長)
ゲスト:大谷祐次氏
     (熊本県土木部都市計画課景観公園室長)

 本年度の第1回目は、現在熊本県をあげて取り組んでいる鞠智城の国営公園化運動について、大田館長にご講演いただきました。
 鞠智城跡だけではなく、他の古代山城の発掘調査や整備の状況などの話があり、これまで館長講座でとりあげてきた古代山城の総復習のようでした。そのうえで、古代日本を象徴する遺跡として、また古代山城の情報発信基地として、熊本県は国営公園化への取り組みを進めている、という説明がありました。
 その後、国営公園化を主管する都市計画課の大谷室長から、都市公園とはどんなものか、また、他の国営公園の事例など、都市計画という専門的な立場からの話がありました。いつもの発掘調査や文献などとは違った視点での話に、参加者の皆さんも興味深そうでした。今後、鞠智城跡を歴史公園としてどのように活用していくか、具体的な話も聞くことができました。
 あいにくの雨にもかかわらず、たくさんの方々にご参加いただき、盛況のうちに閉会することができました。
 今後も、国営公園に向けた様々な取り組みを行っていきますので、皆様のご理解とご協力をお願いします。



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