熊本県立装飾古墳館分館 歴史公園鞠智(きくち)城・温故創生館

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復元建物と城内施設

鞠智城のシンボル 八角形鼓楼(ころう)

 鞠智城跡では、国内の古代山城では似かよった例を見ない、4基の八角形建物跡が見つかっています。韓国の二聖(イーソン)山城でも同じようなものがあり、注目されます。
  特別な性格の施設であったことをうかがわせる、八角形という特殊な形であったことから、鼓の音で時を知らせたり、見張りをしたりするための「八角形鼓楼」として復元しました。
  復元した「八角形鼓楼」は、高さ15.8mで、重量約76トンの瓦が載る建物です。一帯に響いた古代の鼓の音、遠く故郷を離れた防人たちの姿を感じてみてはいかがですか。


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鞠智城の食糧倉庫 米倉(こめぐら)

 鞠智城跡では、石を規則正しく並べて土台にした、21棟の礎石建物跡が見つかっています。
  その中の1棟の建物跡を、重い荷物に耐える造りであり、かつ周りから大量の炭化した米が見つかったことから、食料である米を蓄えるための「米倉」として復元しました。
  復元した「米倉」は、長さ7.2m、幅9.6mの3間×4間の建物です。湿気を防ぐための高床の校倉造り、ねずみの害を防ぐためのねずみ返しなど、古代の人々のすばらしい知恵を感じてみてはいかがですか。


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防人の住まい 兵舎(へいしゃ)

 鞠智城跡では、柱穴が建物の外壁部分だけに掘られた、側柱(がわばしら)の掘立柱建物跡が見つかっています。
  その中の1棟の建物跡を、日常的な生活をうかがわせる土間床の、比較的大きな建物であったことから、鞠智城の守りについた防人たちが共同で暮らすための「兵舎」として復元しました。
  復元した「兵舎」は、長さ26.6m、幅7.8mの3間×10間の建物です。板葺(ぶ)きの屋根、土壁、土間造り、突き上げ式の窓など、防人たちの暮らしを感じてみてはいかがですか。


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戦いに備えた 板倉(いたくら)

 鞠智城跡では、柱穴を建物の内側にまで配置した、総柱の掘立柱建物跡が見つかっています。
  その中の1棟の建物跡を、荷物を保管するための高床の造りであり、防人たちが生活していた「兵舎」の近くにあったことから、武器や武具などを保管するための倉庫として復元し、「板倉」と呼びました。
  復元した「板倉」は、長さ6.9m、幅12.0mの3間×4間の建物です。茅葺(かやぶ)きの屋根、側柱に彫った溝に板を落とし込んで壁を造る「落としはめ技法」など、今日ではなかなか見かけない古代の技を感じてみてはいかがですか。


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歴史公園鞠智城のシンボル 鞠智城温故創生之碑(さくちじょぅおんこそうせいのひ)

 鞠智城のシンボルとして平成8年度に建てられました。
 中央に防人、前面に防人の妻と子、西側に築城を指導したといわれる百済(くだら)の貴族、東側に八方ヶ岳に祈りを捧げる巫女(みこ)、北側には一対の鳳凰(ほうおう)が立っています。台座には万葉集からの防人の歌と鞠智城の歴史を解説した6枚のレリーフが掲げられています。
  ※「温故創生(おんこそうせい)」という言葉には、「調査を行い整備をすることで、新しい文化が生まれる。」という意味があります。


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長者山展望広場休憩所

 南側への眺望が抜群の小高い長者山の頂上に建てられた休憩所です。
 古代建築の意匠(いしょう)を採り入れたもので、復元建物ではありませんが、鞠智城と同じ時代の建築技法に触れることができます。また、鞠智城跡の映像解説ビデオを見ることもできます。


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灰塚展望所

 城内の全体はもちろん周囲の雄大な風景を一望できる展望デッキがあります。
 天気がよい日には、遥か遠くに長崎県の雲仙普賢岳を見ることもできます。


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南側土塁

 土塁の構築には、土を積み上げてたたいて固めることを何度も繰り返すことで強固な壁をつくる「版築(はんちく)」という大陸伝来の技法が使われています。
 南側土塁は、城外から眺めると高く切り立った凝灰岩の岩壁が目の前にそびえ、その上部に版築土塁が構築されるという形になります。もともとの自然地形が高い防御性を持っているのに加え、さらに版築土塁を構築することで防御力を向上させています。


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長者館(物産館)

 温故創生館に隣接している物産館です。
 館内では、お米や農産物の他、山鹿市をはじめ熊本県のお土産を販売しています。また、食事処では「だご汁定食」などを食べることができます。


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宮野礎石

 鞠智城の中で一番大規模な礎石建物で、3間(7.2m)×9間(21.6m)の規模を誇ります。「長倉(ちょうそう)」と呼ばれる倉庫だったと考えられています。当時の礎石をそのままの姿で展示しています。


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ワクド石

 西側土塁にある自然の大きな岩です。横から見るとカエルそっくりに見えることから、ワクド石と呼ばれています。昔から地元の人の信仰の対象となっていたようです。


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西側土塁

 西側土塁は馬の背状の尾根が続き、その途中に灰塚、涼みヶ御所、佐官どんといった頂が連なる起伏に富んだ地形となっています。この尾根の上部に土塁が版築工法により構築されていますが、土塁の基底部までほぼ垂直に切り落とす形の構造となっています。


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涼みヶ御所(すずみがごしょ)

 西側土塁上にある高台です。上面は平坦になっており、ここで米原長者(よなばるちょうじゃ)が涼んだ場所という伝承があります。また、涼みヶ御所は「烽見ヶ御所」とも字をあてられ、烽火を見る施設があったのではないかと考えられています。


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貯水池跡

 5,300uの広さがある池跡です。建築の木材を保管する貯木場や、水汲み場の跡(木組遺構)が見つかっています。池は標高が高いところと低いところでは9mもの高低差があり、途中に堰堤をつくって段々畑のような形状をしていたことが確認されています。池の中からは百済から持ち込まれたと考えられる銅造菩薩立像や木簡、建築部材やそれを加工する木製の農耕具などの貴重な遺物が見つかっています。


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研修施設

 鞠智城の事に関する講座や研修を行うための施設です。


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